オクラの果実はアジアで広く食されていますが花は超高級食材でマニア向け。
日本でのシーズンは短期間ですが超安いのが取り柄。
ソフトな香りと食感は病みつきになる美味しさ。栄養価も最高水準です。
カボチャとは異なり花を摘んでは結実しませんから栽培者が花段階で収穫することは
まだ少ないようです。
(日本では花オクラと称して花の収穫を目的とする栽培者が増えていますのでJAをチェックしてみてください)
高く売れるようになれば普及するでしょうが、
劣化が非常に速いために市場性は小さいかもしれません。
ベトナムではオクラの果実は大型種が好まれ、ベトナム庶民が好むヤギ焼き肉の付け野菜となります。
12.バナナ(Musa acuminata:Musa Balbisiana)
バナナは茎、葉、つぼみ、花、果実など利用価値が高く、アジアの重要食材。
パパイヤ、マンゴーと同様に未熟な果実は野菜となっています。
写真上左は多数の蕾を収めているる鞘(さや:Pod)。タイ(アジア)ではどこでも買うことができます。
バナナの花が咲き、果実の房が出来る前の鞘(さや)状態(花序)の時に中身を食べます。
(写真上)バナナ苞葉、花芯の笹掛け(スプリット).
バナナの粗い繊維を感じる赤っぽいスライスに比べ黄色いのは柔らかい高級部分.
バナナの下の緑の野菜はミズオジギソウ(左)とウォーター・スピナッチ(右)の混合。
鍋物に独特の文化があるベトナム、カンボジアでポピュラーのようです.
タイでは笹掛けより太い茎の芯を好むようです.
サラダに入れたり揚げ物が主流。
オイルとビネガー・ドレッシングやココナッツミルクと合えたサラダはアボカドやバナナの香り。
病み付きになります。皮をはいで余分をとる作業が面倒ですが、何処の市場にもあるほど愛好されています。
マレーシアでは jantung pisangと呼ばれます。

鍋料理では野菜を大量に食するのがベトナムなど旧インドシナの鉄人。タイも同様に多種類の
野菜を大量に食します。
野菜は最低でも4種類は同時に食します。上の写真は一人分.バナナの茎が主役
(写真左:プノンペン:カンボジア)(写真右:ダラット:ベトナム)
(参考)
ヴェトナムの蓮(はす)食文化は不眠症、消化器疾患に著効
https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=266
.JPG)
(参考)Cruciferous Vegetables(アブラナ科野菜)
ライナス(リーナス)・ポーリング研究所(the Linus Pauling Institute)

Cruciferous vegetables are unique in that they are rich sources of sulfur-containing compounds known as glucosinolates
Cruciferous or Brassica vegetables come from plants in the family known to botanists and biologists as Cruciferae or alternately, Brassicaceae. The Brassicaceae family, which includes the model plant Arabidopsis thaliana, comprises approximately 375 genera and over 3,000 species
The biological activities of glucosinolate-derived isothiocyanates and indole-3-carbinol likely contribute to the potential health-promoting effects of cruciferous vegetables
Carotenoids、Chlorophyll、Fiber、Flavonoids、Indole-3-Carbinol、Isothiocyanates、Lignans、Phytosterols、Sulfur bioactives (other than glucosinolates)
(参照)市販されている花料理本の一部紹介
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