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ノロウィルスが牡蠣食中毒の主原因と解明された経緯:30年間生産量が増えない世界の牡蠣養殖
2025/04/03
![]() 1. 牡蠣食中毒の主原因がノロウィルスと解明された経緯 2. 小型球状ウイルス群(SRSV)とノーウォーク様ウイルス(NLV) 3. ノロウイルス( Norovirus )のグローバルな影響症例数 4. ノロウイルス( Norovirus )の症状と対策 「ノロウィルスと日本の生牡蠣」 30年間世界の生産量が増えない牡蠣養殖の何故? https://botanical.jp/library_view.php?library_num=227 1. 牡蠣食中毒の主原因がノロウィルスと解明された経緯 牡蠣に当たる、という表現で多発していた中毒症状の大部分が、 ノロウィルスを主因すると解明された(明かされた)のは比較的最近のこと。 牡蠣食で感染するウィルスはヒトカリシウイルス科(Caliciviridae)に属する、 カリシウィルス(caliciviruses) で、当初は 小型球状ウイルス群(SRSV:Small Round Structured Virus)と呼ばれていました。 小型球状ウイルス群は冬期(11月~3月)に多く発生し、 ウィルスが牡蠣などの二枚貝(あさり、ほたて、はまぐり)の中腸腺に蓄積されています。 牡蠣は海中においてエラで呼吸する時に、プランクトンと一緒に小型球状ウイルス群を吸い込み、 中腸腺に運び込んでSRSVを濃縮蓄積すると考えられています。 2. 小型球状ウイルス群(SRSV)とノーウォーク様ウイルス(NLV) 1968年にアメリカ、オハイオ州のノーオーク(Norwalk)で児童に集団中毒が発生し、 1972年になって病原ウィルスの検出に成功したため、2002年の学会では ノーウォーク様ウイルス(Norwalk‐like viruses:NLV)と名付けました。 後にノーウォーク様ウイルスはSRSVと同じことが判明し、米国ではSRSV を NLVと呼ぶ学者が多くなりました。 その後日本でもSRSV類は総称してノーウォーク様ウイルスと呼ぶように なりましたが、この頃、欧米ではすでにノーウォーク様ウイルスを ノロウイルス( Norovirus )と総称していました。 その後ヒトカリシウイルス科には遺伝子の異なるウィルスが次々に発見され、 発見地の名前が漸次つけられています。 Ø サッポロウイルス(Sapporo-like viruses SLV) Ø スノーマウンテンウィルス(Snow Mountain virus) Ø モンゴメリーウィルス(Montgomery County virus) Ø ハワイウィルス(Hawaii virus) Ø トートンウィルス(Taunton virus) Ø ムーアクロフトウィルス(Moorcroft virus) Ø バーネットウィルス(Barnett virus) Ø アムールリーウィルス(アマルリーウィルス)(Amulree virus) 胃腸炎を起こすアストロウィルス(Astroviridae)も 過去にはカリシウィルス科に分類されていましたが、現在は別科目です。 3. ノロウイルス( Norovirus )のグローバルな影響症例数 ノロウイルス(Norovirus)のグローバルな影響症例数は 年間~6億8,500万件 死亡者数は年間136,000人から278,000人と推定されています。 2024年米国厚生省(National Institutes of Health :NIH) 米国の疾病センター(CDC)では、2024/05/08現在、 米国のノロウイルス感染は推定19〜2,100万人。 65歳以上の成人に限っても900人が死亡、109,000人が入院、 465,000人の救急外来受診(主に幼児)を引き起こしていると報告しています。 65歳以上の成人は敗血症(sepsis )、心臓疾患(cardiac issues)の 合併症で死亡することが珍しくありません 4. ノロウイルス( Norovirus )の症状と対策 ノロウイルス( Norovirus )は食中毒の65%を占める原因ウィルスといわれますが、 小腸でウィルスが増殖する感染性胃腸炎で、潜伏期間は1-2日、 腹痛、吐き気、おう吐、下痢、発熱があります。 米国厚生省(National Institutes of Health :NIH)によれば ノロウイルス(Norovirus)は伝染性が高く、 世界中に蔓延する急性感染性胃腸炎(acute gastroenteritis)の 最も一般的な原因です。 リスクの高い人は幼児、高齢者、免疫不全など社会的な弱者ですが 変異が激しいウィルスで強毒化すれば健康な成人も油断できません。 症状は、下痢や嘔吐の急性発症が主ですが、複数回感染による免疫が 期待できず死に至るアナフィラキシーショックのケースも 珍しくありません。 感染経路は汚染された食品や水の摂取、または感染している調理師に 汚染された料理。 感染者への直接接触による糞口経路を介して行われます。 日本では1997年に食中毒原因物質として指定され、第5類感染症に分類されました。 2025/04/06 —日本の 感染症法では、ノロウィルスを含む 感染性胃腸炎(gastroenteritis)は五類感染症(定点把握対象)に 定められています。 定点医療機関は毎週患者数を保健所等へ報告する義務があります。 飲食業関係者などが流す情報には届け出不要とありますがフェイク情報です。 ノロウィルスは変異した毒性の強い新種出現の可能性があるそうですから油断は禁物です。 このウイルスは培養ができないことと、動物感染実験ができないことで、 多くのことがいまだに解明されていないといわれています。 免疫は数ヶ月で失われる上に、株の異なるウィルスには通用しません。 加熱による殺菌は、60度では30分以上でも不十分ですから、100度は必要。 現在、生牡蠣は食品衛生法によって海水中の細菌数が基準を満たしている海域で 養殖されたもののみとされていますが、体調が悪いとき、過労時は生牡蠣の摂食、 または過食は避けるべきでしょう。(国立感染症センター)。 (広告) ![]() https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=28 レスベはフランス産の天然赤ブドウを原料に日本で初めて作られた ブドウ・レスベラトロール・サプリメント. 最初のモデルの開発を始めてからすでに20年を超えました。 レスべのブドウ・レスベラトロールはイタドリ由来のものや、医薬品目的に 化学合成された合成レスベラトロールとは全く異なる物質。 天然レスベは過剰摂取が不要ですから長期間摂取の安全性や慢性炎症を抑制する効能は ブドウを食するのと同じです ニューモデルは天然の赤ブドウが持つトランス型ブドウポリフェノールのスチルベノイドと プテロスチルベン、ケルセチン、CoQ10、 最新の長寿補酵素ナイアシン(NAM,NAD+, NMNなどの総称)を配合し、 天然ブドウ同様の卓越した抗酸化能力を保持しています. 世界でホットな話題となっている、最も先端的な健康長寿のコンビネーションです. ![]() 朝のすこやかな目覚めは病気知らずの健康のもと。「目覚めすっきりアサイーナ」 発売15周年記念のレスベが値下げ. 親戚といえるアサイーもリニューアルし実質的な大幅値下げ. 2ヶ月分が会員価格で1899円(税込). 大型のカプセルを使用し1カプセルで500㎎のアサイーとなりました. 「ブドウ・レスベラトロールが関わる窒素合成と サイクリックジーエムピー(GMP)の産生」 http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=66 エネルギー源となるエーティーピー(ATP:アデノシン三リン酸)とは http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=147 「バルクワインの重金属汚染と無添加ワインのからくり」 http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=448 「ヒジキなどの食品ヒ素に肺がんリスク:国立がん研究センター」 ヒジキは必ずしも健康食品ではありません http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=123 ![]() https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=36 ![]() https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=1011 歴史が浅いバイアグラは化学合成物質ですから長期間服用の安全性は不明ですが、 その機能は窒素合成阻害酵素の阻害機能。 シトルリンが窒素合成の素材として機能し、レスべが窒素合成酵素を作り出す 機能と切り口は異なりますが、中枢神経を興奮させる媚薬、催淫剤と 一線を引く点では同じです。 バイアグラ、マカや朝鮮ニンジンなど植物のアルカロイドを催淫剤として過剰摂取となる方が増え 前立腺がん、機能不全(ED)、腎不全などの原因を疑われています。 シトルリンはレスベと相乗させれば少量で十分ですから過剰摂取を控えましょう。 ブドウ・レスベラトロールが関わる窒素合成とサイクリック・ジーエムピー(GMP)の産生 ![]() シトルリンとレスべの超お買い得セット. もちろん個別でもお買い求めいただけます. 「ブドウ・レスベラトロールは体細胞内でガン阻害物質に変化する」 http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=196 ![]() レスヴィーヌ・ルージュ:ギリシャ時代から愛用されてきたブドウ古樹の葉. 有機栽培された農薬フリーのブドウ葉 レスベの補完に最適.フランスでは漢方薬同様に薬局で売られています. 「煎じるブドウ・レスべラトロールで長寿と美容へ最短距離」 ![]() JAS認定有機食品.東京都特別推奨食品のケール100%. 安全な天然カルシウム豊富な特殊土壌で栽培. 各種天然ビタミン、ミネラル、アミノ酸が最も豊富な野菜のケール100%で作られた 天然マルチ栄養素・サプリメント.他野菜の混入なしに飲みやすい美味しさを持っています 賦形剤は一切使用していません。 http://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=53 ![]() 「サメの肝油とスクアレン/スクワレン(Squalene)とは」 サメの肝油が含有する成分の強力な免疫力強化作用は、食品の中では最大とも言われており 1900年代より、その秘密を解明する研究が続けられた結果、免疫に不可欠な白血球の増加に働く アルコキシグリセロール(alkoxyglycerols)を発見しました。 30粒から40粒に増量となりました リッチスクワレンは汚染の進む太平洋産原料を避け、 希少なオセアニア近海産原料で安全性を確保しています. |
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