危険ハーブ、覚醒剤、麻薬
オピオイド系鎮痛剤乱用が招く腎不全と脳視神経疾患
2023/11/26
2023年9月から10月ごろに首都圏の大学運動部を中心に薬物汚染が 次々に明らかになっていますが、まだまだ氷山の一角、 おそらく地方都市にも拡がっているでしょう。 社会問題化している薬物汚染の渦中に飛び込んできたのが合成大麻成分*HHCHを 主成分とする大麻グミ事件とオピオイド系鎮痛剤のネット通販拡大策 *HHCH:(hexahydrocannabihexol:ヘキサヒドロカンナビヘキソール) 大麻のカンナビノール合成成分HHC、THCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)が 規制対象となったために、新たに開発された脱法目的合成物質 ノギボタニカルでは2000年ごろより脳視神経、腎臓、肝臓障害の原因となる、 スポーツ選手のドーピング、覚せい剤乱用に関し、世界の実態を取材しています。 この秋のオピオイド系鎮痛剤蔓延の異常事態にあたり、これまでの関連記事より 部分抜粋いたしました。 https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=765 「アスリートのオピオイド系鎮痛剤乱用による腎不全多発: 社会問題化するオピオイド系鎮痛剤蔓延」 1. 社会問題化するオピオイド系鎮痛剤蔓延 2. 厚生労働省が指摘する日本の若者に蔓延する麻薬系鎮痛剤 3. オピオイド危機:The Opioid Crisis"が渡来か 4. オピオイド系鎮痛剤 5. オピオイド系鎮痛剤の無法な販売が黙認されるなぜ 6. オピオイド系鎮痛剤の店頭販売(OTC) 7. 政策は低年齢者、低所得者など弱者の救済を最優先 8. 主要語と略語の解説 1. 社会問題化するオピオイド系鎮痛剤蔓延 日本は先回の法改正によりネットやコンビニで容易に医薬品が買えるようになり、 アマゾンにも自社ブランドの麻薬系鎮痛剤、「PHARMA CHOICE」の 麻薬系咳止め薬「コンコン咳止め錠 120錠」があります。 「コンコン咳止め錠」はこれまでのアンフェタミンに代わる リン酸ジヒドロコデイン塩(Dihydrocodeine Phosphate )の享楽目的者が対象となり、 1錠に2㎎含有していることを大書した医薬品様ボトルを使用しています。 日本ではネット、コンビニで麻薬系鎮痛剤の売り上げが急増 法改正で最も恩恵を得たのは麻薬系鎮痛剤メーカーと販売者。 ドラッグの代替と考える若者はリン酸ジヒドロコデイン塩が容易に 大量購入できる前は合成麻薬系鎮痛剤のアセトアミノフェン(Acetaminophen)を 使用していました。 ドーピングに使われるアナボリックステロイド(THGなど)と アンフェタミン 型覚せい剤 https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=140 より強力な麻薬系鎮痛剤リン酸ジヒドロコデイン塩が容易に大量に手に入るようになり、 享楽用にはアセトアミノフェンを主体の市販風邪薬は使用されなくなりました。 法改正後は一定量までなら制約のないリン酸ジヒドロコデイン塩が主流となったのです。 2. 厚生労働省が指摘する日本の若者に蔓延する麻薬系鎮痛剤 2019年8月、厚生労働省は最新の実態調査の結果として、特に10代の若者が せき止め薬やかぜ薬の市販薬である麻薬系鎮痛咳止め剤のブロン、パブロンなどを 乱用していると発表 10代の薬物依存者が愛用していた危険ドラッグが、ピークだった 2014年の48%から2018年にはゼロとなり、MDMAなどの覚せい剤より 安価で誰でもが手に入るエスエス製薬のブロン、大正製薬のパブロンなど 麻薬系鎮痛剤の市販薬販売が41%と急増。 恐ろしい腎臓損傷の副作用が予想される常習服用者が14-5%にはなるだろうと 推定されています。 *1953年4月1日麻薬及び向精神薬取締法 3. オピオイド危機:The Opioid Crisis"が渡来か 今月新たに明らかになったのがネット通販規制緩和による医薬品販売増強案. 薬剤師、医師によるオンライン問診の義務付けなど、形は整えると言われますが ネット通販が許されるようになった「バイアグラ」のネットや電話による通販の現状は 無責任な医師による無法状態。 予想される対面販売規制の緩和で、将来の麻薬系鎮痛剤の通販は野放し状態になるでしょう 関係者は米国が10年かかり、やっと収束させた「*オピオイド危機」が制約のない日本で 息を吹き返すことになることを恐れています。 米国では有力マスコミの活躍で「オピオイド危機」が撲滅されましたが コロナ禍で巨利を得たファイザー社を筆頭に医薬品製造会社と政権与党の癒着には歴史があり、 簡単に断ち切れる状態ではありません。 「オピオイド危機」壊滅の援軍なった有力マスコミの敏腕記者と 日本では制約のないオピオイド系麻薬鎮痛剤の全面禁止でした。 巨人軍推奨サプリメントのドーピング疑惑 https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=658 *"オピオイド危機:The Opioid Crisis"(下記の記事より抜粋しました) |
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