健康と食品の解説
医薬品による難聴の発症難聴の神経細胞炎症を食生活により制御
2024/01/13
1. 日本人は(世界と比較して)難聴が多いのか 2. 魚食文化が根付く日本人高齢者には難聴者が少ない 3. 細胞の代謝と活性化に寄与するミネラルとポリフェノール 4. 日本人の若年層には難聴が急増しています 5. 戦場の米国兵士に急増した難聴 6. 難聴発症の主原因と対策 以下は下記に続きます https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=804 7. 医薬品の聴神経障害(Ototoxicity)が難聴を招く 8. 難聴予防のために避けたい食材 9. 3種類に分けられている難聴の発症 1. 日本人は(世界と比較して)難聴が多いのか 米国では医療関係企業がWHOを巻き込んでオミクロンXB1.5変異種には予期できない 危険性があると煽っていましたが、2月になり、CDCが当初通りの弱毒性であると正式に発表しました。 集団免疫が得られた大都市では元通りの活動が始まっていますが、残された課題は医薬品による 難聴者の急増。 2020年から2021年の新型コロナ重症感染者に特に多いようで、欧米では社会問題化しています。 難聴は騒音やウィルスによる発症が知られていますが、最大の原因は医薬品。 難聴は発症を自覚していない場合が多いといわれますから、どこで有無の線を引くか正常基準の議論が 必要ですが、欧米人から見ると日本人は難聴者が多いと考えられているようです。 おそらくそれは、大声を出す話し方によるもの。 男性女性共に会話中に強調する(フォルテ)フレーズとなるとオクターブ高く、しり上がりに話す国民性があり、スピーチやディベイト、TVの天気予報、コメンテイター、報道記者など解説者には余計目立ちます。 オクターブ高い強調語の発生は、言い換えれば「かんだかい声(甲高い/疳高い)」の騒音。 総じてフラットな低音だけではボリューム不足で聴き難くなることが背景にあるのでしょう。 このことは部外者の欧米人から観れば、日本人は難聴者が多いから 大声で話すととらえられるのかもしれません。 しかしながら、WHOによる*推定約5億人以上といわれる世界の難聴発症者の内訳で、 日本人の2,000万人近くが難聴といわれる数字は半ば信じがたく、多すぎる数字です。 2. 魚食文化が根付く日本人高齢者には難聴者が少ない 米国は 65歳以上の約2分のⅠ、日本人は1/4に難聴があるといわれていますが 、 日本人が難聴は「加齢によりだれでも発症する」と考えるのは誤解。 日本の85才以下の方々は「老化進行でやや耳が遠くなったが、不便なほどでない」が推定で約5割。 「若い時とあまり変わらない」が約2割。 難聴の主原因は騒音と医薬品。 日本人は医薬品信奉者の多い国民性ですから難聴者が多いはずですが、 魚食文化が根付いた食生活ゆえに他国より少ない(だろう)難聴発症が推定されています。 実際に沿岸部住民の高齢者は内陸部の高齢者に較べ難聴発症が少ないといわれます。 いずれにせよ「不便が無い」方が7割以上と、米国に較べれば難聴者が非常に少ない数字です。 日本人は85才以上の方でも若者と大きくは変わらない正常な方が珍しくありません。 難聴者が多い米国では「食生活の医療効果」に取り組むトップ研究所の一つである *ライナス・ポーリング研究所(Linus Pauling Institute)が 「同じ環境でも難聴発症や程度には大きな個人差がある」。 「難聴の差異には食生活を中心とする生活習慣が大きく影響しており、特に魚油摂食の多少が発症の有無、 症状の大小に大きく影響を与えている」と報告。 日本人に嬉しいのは、わが国には魚食文化が根付いていることでしょう。 魚食の最大の利点は神経細胞の代謝と活性化。 同時に細胞の代謝促進に機能するミトコンドリアを活性化するワイン(ブドウ)・ポリフェノールも 推挙されていますが「健康寿命を延ばす若返り」をスローガンとして、 レスベとエパフレッシュを開発したノギボタニカルとしては永年の努力が実った想いです。 *ライナス・ポーリング研究所の医療はノーベル賞を受賞した創業者が開発した オーソモレキュラー(Orthomolecular)療法であり、 栄養を補うことを通して健康を維持する補完代替医療です。 マイワシとコノシロ:こはだ(Konosirus punctatus) 「天然オメガ3脂肪酸の抗炎症メカニズム: 脂質メディエーターのレソルビン(Resolvin)とは」 https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=206 最も重要な鮮度の高い魚油の健康促進効果は炎症防止と窒素合成です。 下記に詳しく解説されています 「慢性化する生理的炎症を軽減する天然魚油のシス型オメガ3脂肪酸」 https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=139 3. 細胞の代謝と活性化に寄与するミネラルとポリフェノール 「紫外線の8OHdG値増加作用と亜鉛(Zinc:ジンク)による修復: 不足(Zinc deficiency)が招く癌と感染症 タンパク質、炭水化物、脂肪の代謝にジンクは欠かせません」 https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=571 その他難聴に有用なビタミン、ミネラルにはPotassium:(バナナなどのカリウム) Magnesium:マグネシウム岩塩や荒塩、Folic Acid:葉酸があります。 牡蠣(かき)は亜鉛(Zinc:ジンク)が豊富 日常的な赤ワイン愛用によりベラトロトロールが難聴を予防します 「難聴を防ぐブドウ・レスべの特異的な抗炎症作用と抗酸化作用」 https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=205 4. 日本人の若年層にも難聴が急増しています 難聴はPCによる近視とともに世界中の若者に急増していることが社会問題の一つとなっていますが、 コードレス・イヤーフォンの普及と共に日本でも青少年や専用室内で臨場感を楽しむ、 愛好家に難聴が増加しているのは事実です。 若者は忠告を素直に受け入れる人が少ないですが、難聴は簡単には治りませんから、 長い人生を不便に過ごす覚悟が必要です。 *WHOによれば世界で人口の約5%の推定4億6千6百万人が重度の 難聴(hearing loss)または失聴(deafness)だそうですが、30数年後の2050年には 9億人(全人口の約12.85%)を推定しています。 5. 戦場の米国兵士に急増した難聴 米国では朝鮮戦争からベトナム、湾岸、アフガンなど絶え間ない戦争により、戦場の騒音による難聴が国難の一つとなって、平和時にはその後遺症が社会問題化しています。 米国のウォルター・リード国立軍事医療センター(WRNMMC)による永年の研究が得たのは、同じ環境でも難聴の程度は個人差が大きく、その差異には食生活を中心とする生活習慣が大きく影響していることでした。 *米国では推定1,300万人を超える成人、720万人の子供たちがすでに聴音障害を 受けており、3,000万人が危険に曝されているといわれます。 6. 難聴発症の主原因と対策 (ライナス・ポーリング研究所) 難聴疾患には、いくつかの発生原因があります。 ①騒音環境 大型機銃やミサイル、大砲などを扱う兵士 音楽演奏のアンプの進化、コードレス・イヤーフォンの普及による環境悪化。 高度な騒音は市井(しせい)でも、騒音を発生する大型金属切断機、石材切断工場、建設、道路工事機器、 大型電動工作機器などを扱う職業の従事者や、その環境を避けられない住民からは年齢を問わず 難聴患者が発生 ②医薬品(Ototoxicity) 老化年令前に発症する最も多い原因が騒音環境と医薬品。 いずれの場合もほとんどは内耳の蝸牛(cochlea)にある感覚受容器(感覚細胞や蝸牛神経)の 変化がみとめられています。 コロナ禍の初期には難聴を招く医薬品が多数投与されました。 ③食生活 過酸化脂質、トランス脂肪酸などで難聴を促進するサラダ・オイル、マーガリン、ショートニング、 など油脂類が,日常的に食している加工食品の大半で過剰となっています。 ④ウィルス感染 COVID19と難聴の因果関係はまだ明らかではありませんが、 唾液腺の腫脹を特徴とするウイルス感染症のムンプスウイルス(流行性耳下腺炎:mumps)が、 難聴誘導原因として最も著名。 難聴を起こす可能性のあるウイルスとして、他には水痘帯状疱疹ウイルス ・麻疹ウイルス・風疹ウイルス・サイトメガロウイルス・EBウイルス ・インフルエンザウイルス・アデノウイルスなど ⑤遺伝子異常 遺伝子異常を疑われる方は専門医師の判断が必要です。(続く) |
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