世界の健康と食の安全ニュース
SARS-CoV-2の予防、治療に使用されるジンク(Zinc)
ジンク単体の過剰摂取で腎臓障害が急増
2020/12/10
オレゴン大学公衆衛生学部ライナス・ポーリング研究所では
ジンク(亜鉛)の素晴らしい効能と共に過剰摂取の危険性をも
発表しています。
ライナス・ポーリング研究所の癌、心血管障害など慢性疾患の発症、進化防止に
有用な健康食材や栄養素の研究は世界的に広く知られています。

永らく「ジンクは経口摂取ならば安全なミネラル」が定説となっていましたが
ライナス・ポーリング研究所ではジンクの有用性ばかりでなく
負の部分も認識する必要があると説いています。
ジンクは様々な補酵素能力を持ち、生活に密着したミネラルですが
数十年前からセックスミネラルとして摂食過剰する男性が増加するとともに
重篤な腎疾患など有害面が表面化しているからです。




1. ミネラルのジンク(Zinc)過剰摂取は「百害あって一利なし」
2. ノギボタニカルのシトルリンZとジンク
3. SARS-CoV-2感染者は体内のジンク(亜鉛)量不足が顕著
4. COVID-19に特徴的なウィルス(SARS-CoV-2)の性格
5. ジンク不足(Zinc deficiency)の原因は?
6. ジンク(亜鉛)は効果的なミネラルですが適量を上回ると逆効果
 
1. ミネラルのジンク(Zinc)過剰摂取は「百害あって一利なし」

世界のSARS-CoV-2(COVID-19)感染者総数が初版時(2020/05/22)の
500万人から、2020年12月9日現在では6,000万人を超えて、死者も150万人超。
抗ウィルス作用を持つ物質の効果を補酵素として増幅させる
ジンク(Zinc:亜鉛)が治療に使用されるケースが、ますます増えています。

ジンクは研究が進む前の1900年代には安全なミネラルと言われた時期が
あり、その優れた効能とジンク不足の有害性を指摘する論文が増えてからは
健康的補酵素効果を期待してサプリメントを摂取する人が少なくありませんでした。

ところが、SARS-CoV-2パンデミックが拡大してからは、ジンク単体そのものが
SARS-CoV-2の予防に働くと勘違いした人々が、COVID-19予防にジンク単体のサプリメントを
過剰摂取して腎臓障害を発症するケースが増えているといわれます。

これまで過剰が問題となっていたのはセックスミネラルと呼ばれているジンクを男性が
過剰摂取することがほとんどでした。
過剰摂取は男性には一定期間有用な効能がありますが、習慣性により
効能が薄れるために摂取量が徐々に増やされて、ますます過剰となります。
それでも効能は薄れていきますから、そのたびに増量すれば、
気づいたときは慢性中毒症を発症しており、取り返しがつかなくなっています。
反対にジンク不足も有害ですが、すでに体内生成能力が退化しており
不足状態が改善できなくなっているのです。

2. ノギボタニカルのシトルリンZとジンク
ノギボタニカルのシトルリンZ(ZはZinc添加という意)に含まれる
ジンクはシトルリン(遊離アミノ酸)の補酵素として適正量を
配合しているものです。
ジンクは的確なターゲット無しに単体摂取すると、ほとんどのケースでは
過剰摂取となり、体内のアミノ酸に作用してバランスを崩します。
過剰摂取は不要というより、ターゲットのタンパク質や酵素がなければ
意味がなく、過剰摂取は腎障害、心臓血管障害などが多数報告されるなど
有害性が顕著となります。
 
ノギボタニカルのシトルリンに添加されているバイオ・ジンクは総量の10%が
実質量です。
シトルリンの推奨1日摂取量の4カプセル/日には
米国で半世紀以上の長期間調査の結果、数十年前に決められた
生涯安全摂取量ADI(Acceptable Daily Intake) の15㎎/dayを
やや下回っている10㎎/4cap/ dayのジンクが含まれています。
1-2カプセル多く摂取したい方は1カプセルにジンクが2.5ミリグラムですから。 
6カプセルならば15㎎/6cap/ dayとなります。
 
ノギのシトルリンZの摂取量の増減はお客様の必要性に応じて
按配していただいていますが、 感染症や血流異常などで慢性的な
ジンク不足(Zinc deficiency)が生じている場合で
推奨摂取量の3倍6カプセル までとしていただくようお願いしています。
 ジンク不足(Zinc deficiency)の原因チェックリストは
下記第4項にあります。
 
3. SARS-CoV-2感染者は体内のジンク(亜鉛)量不足が顕著
SARS-CoV-2に感染すると体内のジンク(亜鉛)量が急減するといわれます。
またジンク量が減少しているから、SARS-CoV-2に感染したともいえるでしょう。
中国武漢でのアウトブレークから、臨床治療では多数の既存医薬品が
試されましたが、同時に補酵素として亜鉛が大量に使用されました。
亜鉛が関わる代謝活動(化学反応)は数百種類が確認されているといわれますが、
特にたんぱく質触媒に関わる補酵素的機能が多く、元気の基、エネルギーの基とも言われます。
 
既存医薬品の抗マラリアウィルス剤ヒドロキシクロロキンを使用していた現場から
亜鉛が補酵素としてヒドロキシクロロキン治療の効果を高めるという報告が
相次いだこともあり、ヒドロキシクロロキンを試す医師らは補酵素としての
亜鉛とセットにするようになっています。

*ヒドロキシクロロキン(hydroxychloroquine)はアジスロマイシン(azithromycin)、
コルチコステロイド(corticosteroids)とともにSARS-CoV-2の対症療法に
最も使用されている薬剤。
太平洋戦争当時の南方戦線で抗マラリアに使用されたキナ(Cinchona)
の樹皮から抽出されるアルカロイドのキニーネ(quinine)が原体。
大戦後は合成されて抗マラリア剤のほか
皮膚エリテマトーデス治療薬、関節リウマチの炎症にも使用されています。
 
トランプ大統領の「*ワープ・スピードでSARS-CoV-2治療薬と
ワクチンを開発しろ」という号令に伴い、大統領が推奨し、自身が予防注射している
ヒドロキシクロロキンと補酵素のジンクが脚光を浴びていますが、米国のFDA、CDCは
「大統領が率先するなんてとんでもない、ヒドロキシクロロキンは副作用が強く、
予防注射など危険だ」というスタンス。
他の欧州諸国も認可していません。

*ワープ・スピード:光速を上回る仮想の猛スピード(FTL/Faster Than Light)
*ヒドロキシクロロキンはクロロキンを含めてフランスや米国でSARS-CoV-2治療に
 使用されていますが、同時に治験も行われています。
 アジスロマイシンと併用して使用することも試みられています。
   ヒドロキシクロロキンは本命のCOVID-19治療薬が未定の段階に重症患者が副作用覚悟で
   本人承認後に使用する劇薬といわれ、予防や軽症治療に使用するものではないと
 いう見方が一般的です。

 フランスなど植民地を保有する国では抗マラリア剤として幾つものブランドの医薬品が
 使用されています。
 
4. COVID-19に特徴的なウィルス(SARS-CoV-2)の性格
SARS-CoV-2の特性はヒトそれぞれ。
時期と流行地域により変異のタイプが異なりますから
強毒、弱毒など症状相違の詳しい理由はまだ分かりませんが、下記特性はその一例。
 
a「味覚に必須なジンクを欠乏させる」
ドイツや日本では味覚機能が失せていると訴える感染者が
相当数おられました。
 
b「ヒトの胸腺免疫細胞(T細胞)を集中的に攻撃する」
SARS-CoV-2が武漢で発生した当初は患者の63% が
リンパ球減少症(lymphopenia)を発症。
集中治療室の重症者となると85%がリンパ球減少症を
発症していたそうです。
ジンク不足は抗感染症の免疫力が極端に低減します。
 
c「SARS-CoV-2は腎臓を損傷させ、かつ腎臓疾患を悪化させる」
ジンクが欠乏するからか、治療薬によるものか、ウィルスの特性か
感染者は国や地域により治療法が異なるケースが多いために、
原因は様々でしょうが、ジンクの過剰投与がSARS-CoV-2の腎臓障害性を
増幅していると考えるのが妥当と思われています。。

米中では劇薬治療で回復した後、一生を腎臓の人工透析で過ごさねば
ならなくなった感染者が続出しているといわれます。
 
d「血栓生成で血流を阻害し脳卒中、心臓梗塞を発生させる」
SARS-CoV-2感染により日本では脳梗塞、欧米では心臓疾患発症が顕著です。
 
5. ジンク不足(Zinc deficiency)の原因は?
ニューヨーク大学のボンテンポ博士は下記の兆候に注目しています。

a. 日常的に胃の具合がすっきりしない
(Your Stomach Is Constantly Upset)
b. 運動後の筋肉痛の回復がとても遅い
(muscles ache days after a workout)
 「シトルリンが乳酸を減少させ筋肉疲労を回復させる」
 http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=145
 
c. 傷が治りにくい
(Slows wound healing)
ジンクは有害紫外線対策の鍵ともなるミネラルですが、紫外線遮断(UV blocking)に
超優れた力を発揮するばかりでなく、様々な細胞の損傷や表皮の損傷を癒します。
d. 味や臭いに鈍感になっている
(Your Sense of Smell or Taste Is Off)
ジンク不足は味覚が低減しますが、SARS-CoV-2に感染すると
味覚の喪失訴える人が最大15%くらいいるのではと推測されています。
e. 風邪をひいたような、気分がすぐれないことが多い
(You're Always Sick.impaired immune response)
:免疫に関わる細胞(T細胞)を産生する胸腺の働きが不活発化
f. 暗さへの慣れや対応が難しい
(dark adaptation:Your Eyes Take Forever to Adjust to the Dark)
:ジンクは眼の健康に必須なビタミンAの産生になくてはならないミネラル。
g. 注意力散漫
(You Have Trouble Paying Attention)
h. 衣服が小さくなる(肥満)
(Your Clothes Don't Fit)
:ジンクは細胞の代謝に必須なミネラル。
i. 脱毛
 
最近となり各地域で脱毛が顕著になることが報告されています。
j. 永久歯の脱落
 脱毛に較べればマイナーですが、無症状感染児童の
 突然の永久歯脱落が報告されています。
 
上記の一部は下記記事より抜粋
「紫外線の8OHdG値増加作用と亜鉛(ジンク)による修復:
不足(Zinc deficiency)が招く癌と感染症」
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=571
 
6. ジンク(亜鉛)は効果的なミネラルですが適量を上回ると逆効果
一般的には、医療ならば摂取量を増やせば効果が上がるのは事実ですが、
ほとんどのケースで過剰摂取の副作用が顕著に表れます。
またジンクは50㎎/day以上を摂取すると、効果が無くなるという
ポイントがあることも知られています。
米国では永い間の疫学調査の結論といわれています。

過剰となるポイントは過不足が生じている個々の摂取者と摂取時の状況により異なりますので、
どこまでが良く、どこからが悪いといえませんから、50㎎以上が常用となる方は
過剰摂取にならないように医師との相談が必要です。

この記事はノギボタニカルのシトルリンZご愛用の皆様へ「お知らせ」として
書かれています。
 

 (ご参考)
「NO(一酸化窒素)合成を促すシトルリンとは:
亜鉛酵母は不思議でパワーフルなミネラル」
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=68
紫外線や環境化学物質・電離放射線の暴露過多で
環境が遺伝子変異を起こしやすいと思われる方は特に
食生活、生活習慣に細心の注意を払い、ポリフェノール類摂取と
アミノ酸バランス、脂肪酸バランスへの常日頃からの配慮が
発がん抑制に繋がります。
 
「健康オタクが癌になり、認知症を防げないなぜ:
サプリメントの危険性は薬用ハーブと過剰な摂食量」
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=152
「体の機能を怠け者にする(退化させる)健康情報」
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=456

初版:2020/05/22

(広告)
一酸化窒素NOの抗ウィルス特性を確認したウプサラ大学

http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=705


https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=28
レスベはフランス産の天然赤ブドウを原料に日本で初めて作られた
ブドウ・レスベラトロール・サプリメント.
最初のモデルの開発を始めてからすでに20年を超えました。
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「ブドウ・レスベラトロールが関わる窒素合成と
サイクリックジーエムピー(GMP)の産生」
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=66
エネルギー源となるエーティーピー(ATP:アデノシン三リン酸)とは
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=147
「バルクワインの重金属汚染と無添加ワインのからくり」
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=448
「ヒジキなどの食品ヒ素に肺がんリスク:国立がん研究センター」
ヒジキは必ずしも健康食品ではありません
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=123


https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=36

https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=1011

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