ブドウ・レスベラトロールのニュースと解説
ナイアシン(ビタミンB3)とサーカディアン・リズム
2018/08/25
1. 規則正しい生活リズムが作る明晰な頭脳と健康な体 2. ナイアシン(ビタミンB₃)派生物質NAD+が関わる体内時計 3. 体内時計とは難解な言葉 4. サーカディアン・リズム(Circadian rhythms) 5. 白熱電球照明の発明と普及 1. 規則正しい生活リズムが作る明晰な頭脳と健康な体 今では一部になったかもしれませんが、半世紀前はどこの学校や家庭でも 「規則正しい生活リズムを持ちましょう」と教えていたそうです。 これは毎日、(出来得る限り)同じ時間に食事、就寝、起床、運動、勉強などを 実行することを薦めたもの。 古くから知られている体内時計の存在を分子レベルで証明することは 困難を極めていましたが、 「規則正しい生活リズム」が病気に強い健康な体、明晰(めいせき)な頭脳を作ることは、 世界中で多くの実績が証明していましたから、その重要性に 異を唱える人はほとんどいませんでした。 2. ナイアシン(ビタミンB₃)派生物質NAD+が関わる体内時計 体内時計(サーカディアン・リズム)の不調が不眠、鬱(うつ)など 神経疾患、肥満、生活習慣病、癌の発症まで引き起こすことは疫学的、 体験的に古くより認知されていましたが、永い間その仕組の 分子レベル解明には至りませんでした。 約15年前にこの難関を突破したのが現ロックフェラー大学の ヤング博士(Michael W. Young)ら。 「Molecular genetics of a biological clock in Drosophila(ショウジョウバエ)」 ヤング博士らは体内時計を機能させる遺伝子(Period:per)のクローニングに 成功し、分子レベルの作用機序解明をしました(動物実験)。 *cloning of the first clock genes:遺伝子の詳細を得て複製をつくること 体内時計の分子レベル解明は多様な疾病の原因究明に非常にインパクトの 大きい発見であり、この功績によりヤング博士ら3人は2017年の ノーベル医学生理学賞を受賞しました。 「discoveries of molecular mechanisms controlling the circadian rhythm」 体内の組織にはそれぞれに時計機能があり、時計制御遺伝子の変調は 体調不良の発生に通じます。 時計制御遺伝子は特殊な転写因子の動きを通して、遺伝子の転写、翻訳反応の 繰り返しに絡みつかれて支配されていることも解明されました。 カリフォルニア大学(University of California, Irvine)では コルシ博士(Dr Sassone-Corsi)らが幾つも発見されている 時計制御遺伝子のCry 、BMAL1などを研究対象として、エネルギー代謝促進物質の 補酵素で知られるナイアシンのNAD+が、長寿遺伝子と別称されるサーチュイン₁と ともに体内時計(Circadian Clock)の機能に関与していることを 分子レベルで突き止めています(動物実験)。 「The Time of Metabolism: NAD+, SIRT1, and the Circadian Clock」 哺乳類の細胞は分子時計を持っており、各々の組織内において サーカディアンリズム(Circadian rhythms)とマッチして多様な 生理的代謝処理を行います。 また体内時計(Circadian Clock)のNAD+合成制御は光の明暗によって ミトコンドリアのエネルギー産出活動が同調することも解明されています。 コルシ博士らによれば細胞転写に重大な体内時計機能は固有の ヒストン・アセチル化動作を持っており、細胞転写の10%以上が サーカディアン支配下と考えられるそうです。 「ビタミンB³(ナイアシン)がサーチュインとコラボレーション: 長寿と癌(がん)研究の新たな潮流 」 http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=605 「長寿の酵素が癌遺伝子発現と脳血管障害を制御」ヒストンとクロマチン http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=404 (細胞転写に重大な体内時計機能は固有のヒストン・アセチル化動作を持っており、 他のクロマチン再生とともに、大きな核複合体に影響を与えています) 3. 体内時計とは難解な言葉 東京オリンピックの酷暑予想から再燃したサマータイム導入。 新聞社などによる国民へのアンケート調査では、健康に悪いから反対という意見が ほとんどなかったということですが、このことは医療関係者にはおどろきでした。 「体内時計」というネーミングは健康とは縁がなさそうな翻訳造語。 お腹のすき具合で時刻を推測する腹時計という言葉からの連想で、 体内時計には学術的、論理的な響きが無く、感覚だけの言葉と捉える人が 多いのが原因のようです。 腹時計も体内時計に通じる医学的な意味ある言葉ですが、学問関連語に的確な 日本語とはいい難い表現ですから、誤解されやすいのでしょう。 体内時計(サーカディアン・リズム)の研究は米国が先進国、 学術的な論文は英語で、個別動作には細胞時計、分子時計と、 生理学的な連想可能な表現も使用しています。 1日周期を意味するサーカディアン・リズムの学術的呼び名は「概日時計」。 体内時計以上に生理学的な連想がむつかしい難解な日本語となりました。 ちなみに学会の名は日本時間生物学会。 4. サーカディアン・リズム(Circadian rhythms) 人類は地球の24時間周期へ適応した活動の活発性や体温、眠気の終日変動を リズミカルに繰り返えしています。 また、このような内因的な生活のリズムだけでなく、地球自転や気候、磁力などの 外因的環境変化にも対応しているといわれます。 (外因的要因は内因的要素ほど人に与える影響のウェイトが高くないようです) 半世紀ほど前に登場した(サーカディアン:circadian)という 専門用語は真核生物に共通する生理です。 日が昇り、日が沈むサイクルに従って規則的なリズムを作って生きてきた人類は すでに5千年以上となる土着生活の永い歴史によって、地域、民族毎にそれぞれの 地域順応方法を体内に自然形成してきました。 同じ哺乳類にはその逆の夜行性動物も存在します。 5. 白熱電球照明の発明と普及 ところが百数十年前に持続性の高い白熱電球照明が発明されて、内因的な サイクルを容易に変えることができるようになり、サイクルを乱す人が 徐々に増加。 百数十年程度では、数千年以上の歴史で築いた遺伝子(clock genes)を 変えることが容易ではありません。 結果的に不規則な生体リズムが睡眠、覚醒など神経系や自律神経系、 内分泌系などに様々な健康障害を起こす人が多くなっています。 (広告) https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=28 レスベはフランス産の天然赤ブドウを原料に日本で初めて作られた ブドウ・レスベラトロール・サプリメント. 最初のモデルの開発を始めてからすでに20年を超えました。 レスべのブドウ・レスベラトロールはイタドリ由来のものや、医薬品目的に 化学合成された合成レスベラトロールとは全く異なる物質。 天然レスベは過剰摂取が不要ですから長期間摂取の安全性や慢性炎症を抑制する効能は ブドウを食するのと同じです ニューモデルは天然の赤ブドウが持つトランス型ブドウポリフェノールのスチルベノイドと プテロスチルベン、ケルセチン、CoQ10、ナイアシンを配合し、 天然ブドウ同様の卓越した抗酸化能力を保持しています. 世界でホットな話題となっている、最も先端的な健康長寿のコンビネーションです. 朝のすこやかな目覚めは病気知らずの健康のもと。「目覚めすっきりアサイーナ」 発売15周年記念のレスベが値下げ. 親戚といえるアサイーもリニューアルし実質的な大幅値下げ. 2ヶ月分が会員価格で1899円(税込). 大型のカプセルを使用し1カプセルで500㎎のアサイーとなりました. 「ブドウ・レスベラトロールが関わる窒素合成と サイクリックジーエムピー(GMP)の産生」 http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=66 エネルギー源となるエーティーピー(ATP:アデノシン三リン酸)とは http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=147 「バルクワインの重金属汚染と無添加ワインのからくり」 http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=448 「ヒジキなどの食品ヒ素に肺がんリスク:国立がん研究センター」 ヒジキは必ずしも健康食品ではありません http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=123 https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=36 https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=1011 歴史が浅いバイアグラは化学合成物質ですから長期間服用の安全性は不明ですが、 その機能は窒素合成阻害酵素の阻害機能。 シトルリンが窒素合成の素材として機能し、レスべが窒素合成酵素を作り出す 機能と切り口は異なりますが、中枢神経を興奮させる媚薬、催淫剤と 一線を引く点では同じです。 バイアグラ、マカや朝鮮ニンジンなど植物のアルカロイドを催淫剤として過剰摂取となる方が増え 前立腺がん、機能不全(ED)、腎不全などの原因を疑われています。 シトルリンはレスベと相乗させれば少量で十分ですから過剰摂取を控えましょう。 ブドウ・レスベラトロールが関わる窒素合成とサイクリック・ジーエムピー(GMP)の産生 シトルリンとレスべの超お買い得セット. もちろん個別でもお買い求めいただけます. 「ブドウ・レスベラトロールは体細胞内でガン阻害物質に変化する」 http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=196 レスヴィーヌ・ルージュ:ギリシャ時代から愛用されてきたブドウ古樹の葉. 有機栽培された農薬フリーのブドウ葉 レスベの補完に最適.フランスでは漢方薬同様に薬局で売られています. 「煎じるブドウ・レスべラトロールで長寿と美容へ最短距離」 JAS認定有機食品.東京都特別推奨食品のケール100%. 安全な天然カルシウム豊富な特殊土壌で栽培. 各種天然ビタミン、ミネラル、アミノ酸が最も豊富な野菜のケール100%で作られた 天然マルチ栄養素・サプリメント.他野菜の混入なしに飲みやすい美味しさを持っています 賦形剤は一切使用していません。 http://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=53 「サメの肝油とスクアレン/スクワレン(Squalene)とは」 サメの肝油が含有する成分の強力な免疫力強化作用は、食品の中では最大とも言われており 1900年代より、その秘密を解明する研究が続けられた結果、免疫に不可欠な白血球の増加に働く アルコキシグリセロール(alkoxyglycerols)を発見しました。 30粒から40粒に増量となりました リッチスクワレンは汚染の進む太平洋産原料を避け、 希少なオセアニア近海産原料で安全性を確保しています. |
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