ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)
第九十三話:「味覚の秋は、同時に祭の秋でも」
2018/08/24
旧暦の葉月は秋の実りの季節に当たり、収穫を神に感謝し、田畑を守護してくれた 神が山へ帰るのを送る秋祭、里祭、村祭が全国津々浦々に展開されます。 豊富な収穫物を前に味覚を掻き立てられるのは、温帯・寒帯に住む人類のみならず、 鳥獣とて、冬に備えて皮下脂肪を蓄えるため食欲を増すのが一般的で 「天高く馬肥ゆる」季節でもあります。 江戸の伝統をつなぐ代表的な祭礼は、八月十五日の深川八幡祭、二十日の元八幡宮祭、 二十五日の亀戸天神祭、九月の神田祭(現在は五月)と続きますが、今ではこれらを夏祭りと呼んでいますが、本来は秋祭だったのです。 老人と子供と多し秋祭 高浜虚子 満潮の向ふの町の秋祭 中村汀女 新蕎麦やむぐらの宿の根来椀 与謝蕪村 新米の其一粒の光かな 高浜虚子 馬肥ゆるみちのくの旅けふここに 山口青邨 江戸っ子は寺社それぞれの祭を好んで、暮らしの中に催事を取り入れ一体化して 行きましたが、とにかく飲んで騒いで楽しむ人々がどっと集まるのが恒例でした。 下町を代表する深川最大のイベントが「富岡八幡宮祭」(通称深川八幡宮)でしたが、 文化年間の祭礼日に、余りにも多くの見物客が押し寄せ、 永代橋が落ち、千人を超える溺死者を出した大惨事が発生しました。 太田蜀山人が「永代とかけたる橋は落ちにけり 今日は祭礼明日は葬礼」と詠んでいます。 この宮は菅原道真の子孫とされる高僧が先祖伝来の八幡神像をこの地に伝えたのが始まりと言われ、伝統と格式の高い元府社ですが、最近の不祥事発生後、参拝客が減少したようで、 先行きが気がかりです。 ところで、一文字違いの神社が近所にあるのも興味深いことで、この「富賀岡八幡宮」の 方は、海岸に面した洲を開拓して出来た砂村新田の鎮守として創建された神社で、 通称「元八幡宮」と呼ばれています。 深川地域の観光名所としてもう一つは、有名な学問の神様・菅原道真公を祀っている 「亀戸天神社」があり、今も受験の時期には合格祈願に訪れる親子連れで賑わっております。 こちらは、本家の大宰府天満宮が梅で有名なのに対し、六月に咲く藤の花見の名所として 人出が多くなります。 (広告) http://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=53 JAS認定有機食品ケール100%(マクロビサラダ) 安全な天然カルシウム豊富な特殊土壌で栽培. 各種天然ビタミン、ミネラル、アミノ酸が最も豊富な野菜の ケール100%で作られた天然マルチ栄養素・サプリメント. 他野菜の混入なしに飲みやすい美味しさを持っています. フランス産の赤ブドウを原料に日本で初めて作られた ブドウ・レスベラトロール・サプリメント
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