しらす・さぶろうの日本人がんばれ!観光立国編
第六十二話:「国の品格が問われる桜堤の暴走自転車」
2016/03/24
首都圏から西は桜の満開が近くなり、近隣諸国からの花見観光客が例年になく 増えるそう。 桜の花見は伝統的な日本の庶民文化。 この楽しみを脅かすのが桜堤や小さな桜公園での自転車。 取り締まりがやや強化された今でも、歩行者や車より優先される乗り物と 勘違いしている運転者が多い。 花見の人ごみを自転車が猛スピードで走るとは信じられないが、加害者に 巨額賠償判決が出るようになっても、あちらこちらの堤防、公園で暴走が 脅威となっている。 競輪選手もどきの衣装で身を包み、新しいマイスポーツ自転車を暴走させる。 普段は目立たない自分を見てもらいたい。 買いたてのブランド自転車を見せびらかしたい。 これが暴走の真意ならば、あまりに貧しすぎる。 日本国の品格はこの程度なのだろうか。 自転車はヨーロッパで発明され、スポーツ自転車の本場はヨーロッパ。 彼らにはスポーツ自転車が公園で老人、幼児に危害を与えることなど思考の範囲外。 スポーツとしてのトレーニングは山道や郊外の人が少ないところで行なうのが通常、 というより当たり前と考えている。 日本は平地が少なく、人口密度が高い。 競輪場のような設備をつくらない限り、自転車のスピードを楽しめるところは多くない。 人ごみの花堤や公演で猛スピードとは、狭い国土でぶつかり合いながら生活する人種に 独特な行為だと考えた方が良い。 奥深い伝統文化と先進文明を持つ日本を評価しているからこその来日観光客が 失望することは間違いない。、 日本では自動車にも同様な輩(やから)が少なくない。 徐行が必要な人ごみや住宅地を4-50キロで走る。 自動車はアクセルを目一杯踏めば、誰でも車の限界能力まではスピードを出せる。 結局は自動車も自転車も暴走運転手の知能程度は同じ。 知力、体力が劣り、劣等感が強い。 自己顕示法が、これしかないのだろうが、法律で歯止めをかけなければならないとは情けない。 こんな品位の日本人は追放したい。 しらす・さぶろう |
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