しらす・さぶろうの日本人がんばれ!観光立国編
第六十三話:衛生実態が問われる日本の大風呂風習
2016/03/25
大風呂を楽しむのは世界に誇る日本文化と自慢する人が多いが、
同様な文化はヨーロッパ、中東にもあり、古くはローマ風呂が有名。
ハンガリー、ドイツ、イタリアなどには温泉地が点在しますが
サウナの混浴を除くと水着着用のプールタイプが主流。
温泉はどちらかというとリュウマチなどの医療目的。
レジャーとしての温泉を楽しむ人工施設は少なくなっています。
 
日本は単一民族の島国だったことで大風呂の風習が根付き、特徴的に
残存していると考えられ、現在の欧米人は民族問題、衛生問題が解決出来ずに
避けるようになったのでしょう。
 
報道によれば、日本の大風呂は観光で来日する外国人にも人気といわれますが
永続性があるのでしょうか。
伝統的に大風呂文化があったヨーロッパを別にすれば
習慣の無い米国、南米、アフリカ人が本当になじめるのだろうか疑問です。
テキサスのアメリカ人と日本でゴルフをした時に大風呂を喜ばれたことがありますが
衛生上の問題点を知らなかっただけではと推察しています。
 
欧米人が大風呂の風習を持たず、敬遠してきた主理由は多様な民族が運ぶ各種の感染症。
大風呂は大腸菌、レジオネラ菌を始め、アメーバや各種ウィルスの温床となります。
レジオネラ菌はシャワーでも感染しますが、大風呂となると、より直接的。
日本人同士でも衛生問題がありますが、多様な民族が来日するようになれば
よりグローバルな感染症の危険が増します。
 
大風呂の消毒、水入れ替えを定例的にするには大変な経費と時間がかかります。
塩素などで機械や内装も早期に老化し、コスト増が加速します。
銭湯を除くと大浴場の衛生問題は行政規制が困難。
日本には永年の伝統と実績があるからです。
 
沖縄県本部のゴルフ場で大風呂があまりに汚いので清掃係りに問うと
入れ替えは週に一回火曜だけと「違和感も罪悪感も無く」教えてくれました。
プールと異なり循環フィルター設備も超簡易なシステム。
水が汚染されているとはっきりわかるほどとは極端な例ですが、
一般的には当たり前の認識なのでしょう。
細菌やウィルスなど微生物で汚染された湯でも通常の目視では
新鮮な透明度の高い湯に見えます。
微生物汚染は電子顕微鏡で覗いたことのあるものだけが知る実態。
 
貿易外収支や交通、観光、消費材の関係業者が潤う経済的な理由だけで
観光立国推進とばかり、来日観光客急増を急ぐ現政府(2016年3月)。
それ以前にするべきことは、国による各種インフラの整備。
大風呂ばかりではありません。
 
順序が逆では日本人居住者ばかりか訪日客とのトラブルも急増し
収拾がつかなくなる事態を危惧しています。
 
しらす・さぶろう
 
 
 
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