健康と食品の解説
花粉症の根源はサラダオイルのアラキドン酸:
悪玉アラキドン酸から作られる生理活性物質
2015/03/06
アレルギーの原因となる様々な抗体は細胞膜に存在する不飽和脂肪酸(リノール酸)の
助けが無ければ生成出来ません。
リノール酸を減らし、魚油などのオメガ3脂肪酸を増やすのが花粉症退治のキーとなります。




1.アラキドン酸(arachidonic acid:AA)とは
2.アラキドン酸から作られる生理活性物質

3.なぜ細胞膜にリノール酸(オメガ6)が多いのか?
4.細胞膜においてリノール酸はオメガ3(DHA/EPA)と拮抗。
5.減感療法には抗原が数多いバレンシア・ポーレンが最適

二大食用淡水魚の魚油に悪玉アラキドン酸:ナマズとプラー・ニン
https://www.nogibota.com/archives/2272

1.アラキドン酸(arachidonic acid:AA)とは
アラキドン酸(C20H32O2分子量304.47)はリノール油から作られる
リノール酸(C18H32O2分子量280.45)が変換したもの。
炭素が鎖状につながる分子構造(炭素鎖構造)からはオメガ6とよばれています。
アラキドン酸の代謝物は100近くあり、構造が少しずつ変化して
善玉、悪玉のどちらにもなる強力な作用物質。
細胞の細胞膜リン脂質からアラキドン酸が遊離されると、細胞の種類ごとに
特定の酵素が働いて、種類の異なるアラキドン酸代謝物へ変換されます。
*脂肪酸代謝物の詳細は下記を参照
天然魚油のDHA/EPA(オメガ3)とは:脂肪酸代謝物エイコサノイドとプロスタノイド

2.アラキドン酸から作られる生理活性物質
花粉症最大の原因が食によるオメガ6(リノール酸)とオメガ3(EPA/DHA)との
脂肪酸バランスであることは理解がすすんできました。
ところが、ヨーロッパからの最新研究報告によれば、オメガ6はバランス良く摂るというより、
摂食を止めねばならないだろうと極言しています。
植物性油と油脂は全加工食品の40%以上に使用されるといわれていますが、
その大部分はオメガ6。
それゆえ、いくら揚げ物などの植物性食用油に気をつけていても、
花粉症や心臓血管病を防げないという方が少なくないはずです。
知らず知らずにトランス脂肪酸に変換されたオメガ6を大量に摂食しているからです。
食品に添付された食品表示を注意深く読んでください。
植物性油脂、植物性食用油、ショートニングという言葉を正しく理解しておられるでしょうか。
あいまいなのがこの表現の特徴です
花粉症予防は元凶を断つのが最良の解決。
花粉症は様々な原因(抗原)があり、症状も様々ですが、発症のメカニズムはほとんど同じ。
メカニズムを理解して元を断つのが最も有効な解決法です。
花粉症は呼吸器官のアレルギーです。
発症にはオメガ6のリノール脂肪酸生成物質が深く関わります
アレルギーの原因となる様々な抗体は細胞膜に存在する不飽和脂肪酸(リノール酸)の
助けが無ければ生成出来ません。
リノール酸を減らし、魚油などのオメガ3脂肪酸を増やすのが花粉症退治のキーとなります。
スギ花粉などの抗原に対し免疫反応(抗体)を作るのはたんぱく質(免疫グロブリン:Ig)。
この特殊なたんぱく質が生理活性物質(ケミカル・メディエーター)を細胞膜より遊離させます。
生理活性物質の原資は細胞膜のリノール酸から遊離されるアラキドン酸。
オメガ6と呼ばれるリノール酸から作られる最初の生理活性物質がアラキドン酸ですが
アラキドン酸そのものがアレルギーの原因となるわけではありません。
アラキドン酸はいろいろな酵素により、プロスタグランディン、ロイコトリエン、ヒスタミンなど
様々な二次、三次の生理活性物質を100種類以上合成します。
プロスタグランディン、ロイコトリエン、ヒスタミンは痛みや炎症の原因物質ですが、
アレルギーの原因ともなり、鎮痛剤、抗炎症剤などの治療薬が標的にする物質です。
抗体のメカニズム:脂肪酸が関わるアレルギーと喘息

3.なぜ細胞膜にリノール酸(オメガ6)が多いのか?
リノール酸が多い植物性食用油は大豆油、コーン油、紅花油。
これらは他の不飽和脂肪酸の植物性食用油に較べて価格が安く、植物性食用油では
最もシェアの高い食用油です。
食品表示に「植物性食用油」、「植物性油脂」と記載されているのは、ほとんどが
リノール酸主体の混合油です。
大部分の加工食品は安価なリノール酸食用油、油脂を使用しますから、
無意識に多量を摂食することになります。
(一部の食用油脂ですが、最近はトランス脂肪酸の軽減のために飽和脂肪酸の
パーム油が混入されるようになりました。
この面ではアレルギー発生はやや改善されていますが、パーム・オイルによる健康被害が
懸念されています)
「リノール酸を過剰摂取する米国民:
米国厚生省ラムスデン博士が細胞炎症の危険性を警告」
https://www.nogibota.com/archives/1212

4.細胞膜においてリノール酸はオメガ3(DHA/EPA)と拮抗。
花粉症退治のキーはリノール酸を減らしDHA/EPAを増やすこと。
脂肪酸バランスと呼ばれています。
花粉症の元を断つにはこの脂肪酸バランスを改善することが最適。
オメガ3が多ければリノール酸の働きが弱まるという関係です。
魚油の不飽和脂肪酸(オメガ3)は酸化していないこと。
高温抽出によるトランス型オメガ3ではなく、
新鮮なシス型オメガ3を摂食することが重要です。
過酸化脂質(加工食品の魚、鮮度の落ちた魚など)、
トランス脂肪酸を摂食しては逆効果です。
加工食品に表示される「植物性食用油」「植物性油脂」とは

初版:2013年3月15日
復刻:2015年3月06日

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