キク科花野菜のアーティチョーク（Artichoke：朝鮮あざみ）はイタリア、スペイン、フランス、
アメリカなどの欧米野菜地域ならば珍しいものではありませんが、
アジアでは価格が安くないこともあり、全体的にマイナー。
ただしフランスの植民地として歴史が永いベトナムの野菜市場は例外です。
アーティーチョークをどこでもみることができ、多い少いはありますが食生活に根付いています。
アーティーチョークは美容と長寿の花としてフランスの植民地を支配する富裕層に愛されていましたが
近年は脳視神経がクリアーになるポリフェノールのカフェオイルキナ酸（caffeoylquinic acid）豊富な
花野菜としても知られるようになり、認知症など脳神経変性疾患の予防に人気があります。

ベトナム中部の標高1,500mに位置するラムドン省の省都であるダラット（Dalat)は
フランス人が避暑地として開拓した土地だけに、いまだに植民地時代の食習慣が強く残っています。
市場にはアーティチョークばかりでなく、ブロッコリ、カリフラワー、コールラビ（Kohlrabi）など
欧米系の野菜が豊富（*中国産が多いかもしれません）。
中でもアーティーチョークはブロッコリーに次ぐ野菜市場のチャンピオン。最も目立ちます。
*ダラットはホーチミン市より北東へ約300キロ。
  
(写真上下）
市場にあふれるグローブ（globe artichoke ：Cynara cardunculus var. scolymus）と
呼ばれるポピュラーな大型種。写真上右はお茶や出汁として需要が多い花弁と茎の削り節．
  
独特の香りがあるアーティチョークはスターフライ、グリル、マリネー、ピックル、
スープなど、考えられるあらゆる料理法で供されています。
豊富な抗酸化ポリフェノールの保健効果。
子供のころから食べなれた人には忘れられない香り。
イタリアのカンパリ社が製造するチナール（Cynar）は消化器系の健康リキュールとしても
知られ、その香りに病みつきとなる人も少なくありません。

アーティチョークは地域でいくつもの種類が開発されて形状、色は様々です。
大型でポピュラーなのはフランスのCamus de Bretagne。
アントシアニン豊富で人気のある紫色はPurple of Romagna、Violet de Provenceなどが著名。

アーティチョークの世界の生産量は約160万トン/2020年ですから野菜品種としては
多い方ではありませんが、伝統的な食材として脳神経変性疾患、強精強肝を
目的とする医用愛用者の需要は継続的。
また、装飾用花としてもコアとなる愛好家の需要が絶えません。

近年は生産コスト高騰により、トップのイタリアやスペインなどの生産量が落ちており、
エジプトなど中東や、発祥の地である北アフリカ地域、中南米の生産量が伸びて、
代替生産国となりつつあります。
サラダ野菜の大産地である米国カリフォルニア州では、モントレー郡のカストロヴィールに
アーティチョークの熱狂的なファンの存在が知られており、全米の需要を満たす生産量があります。
世界の需要から較べればベストテンにも入りませんが
1965年より今年2025年まで、春か夏にアーティチョーク・フェスティバル
（Castroville Artichoke Festival）が盛大に開催されていたました。
残念ながら2025年は開催されず、再会の兆しはありません。

＊日本人の愛好家は限定的ですが、首都圏では神奈川県三浦市域が少量を生産。
鎌倉市内の農協直売所で販売されており、コアとなっている愛好家がいます。

          
 (写真上下）
このホテルではアーティーチョーク（Artichoke）を前菜で提供します．
芯（ハート）と花弁内の柔らかい部分、茎内部をサラダで食します。
固い外皮がありますからレストランできれいに調理できる人材は
多くないようで、提供できるレストランが限られ、需要が伸びない原因となっています．

写真の前菜はスチームかボイル後に*マリナード（marinade：漬け汁）を
使用したと思われる調理．仄かなワインやビネガーの酸味があります．
*漬け汁はビネグレット（sauce vinaigrette：食用油と白ワインやビネガーのソース）．
（ダラット・パレス・ホテル）
 

（写真下）
オーダーメードでアーティチョークをベトナム南部名物カイン・チュア（Canh chua）・ラウ（Lau）に
仕立ててくれた下町の大衆レストラン
  

　　　　　　（写真上）　レストランで供される鍋料理用の生アーティチョークの花弁と茎


  
                                            （参考写真）アーティチョークのスペイン料理
スペインではアーティチョークが富裕層に人気．
バラエティーに富んだ料理があり、高級レストランの素材として使われます．
（生鮮食材研究家：しらす・さぶろう）

「抗酸化作用が最強の天然ブドウ・ポリフェノールのレスべ」
2023/10/07

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https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=28
レスベはフランス産の天然赤ブドウを原料に日本で初めて作られた
ブドウ・レスベラトロール・サプリメント．
最初のモデルの開発を始めてからすでに20年を超えました。
レスべのブドウ・レスベラトロールはイタドリ由来のものや、医薬品目的に
化学合成された合成レスベラトロールとは全く異なる物質。
天然レスベは過剰摂取が不要ですから長期間摂取の安全性や慢性炎症を抑制する効能は
ブドウを食するのと同じです
ニューモデルは天然の赤ブドウが持つトランス型ブドウポリフェノールのスチルベノイドと
プテロスチルベン、ケルセチン、CoQ10、
最新の長寿補酵素ナイアシン(NAM,NAD+, NMNなどの総称)を配合し、
天然ブドウ同様の卓越した抗酸化能力を保持しています．
世界でホットな話題となっている、最も先端的な健康長寿のコンビネーションです．


朝のすこやかな目覚めは病気知らずの健康のもと。「目覚めすっきりアサイーナ」
発売15周年記念のレスベが値下げ．
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「ブドウ・レスベラトロールが関わる窒素合成と
サイクリックジーエムピー（GMP）の産生」
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=66
エネルギー源となるエーティーピー（ATP：アデノシン三リン酸）とは
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=147
「バルクワインの重金属汚染と無添加ワインのからくり」
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=448
「ヒジキなどの食品ヒ素に肺がんリスク：国立がん研究センター」
ヒジキは必ずしも健康食品ではありません
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=123


https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=36

https://www.botanical.jp/item_view.php?item_number=1011

歴史が浅いバイアグラは化学合成物質ですから長期間服用の安全性は不明ですが、
その機能は窒素合成阻害酵素の阻害機能。
シトルリンが窒素合成の素材として機能し、レスべが窒素合成酵素を作り出す
機能と切り口は異なりますが、中枢神経を興奮させる媚薬、催淫剤と
一線を引く点では同じです。
バイアグラ、マカや朝鮮ニンジンなど植物のアルカロイドを催淫剤として過剰摂取となる方が増え
前立腺がん、機能不全（ED）、腎不全などの原因を疑われています。
シトルリンはレスベと相乗させれば少量で十分ですから過剰摂取を控えましょう。
ブドウ・レスベラトロールが関わる窒素合成とサイクリック・ジーエムピー（GMP）の産生


シトルリンとレスべの超お買い得セット．
もちろん個別でもお買い求めいただけます．

「ブドウ・レスベラトロールは体細胞内でガン阻害物質に変化する」
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=196

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30粒から40粒に増量となりました
リッチスクワレンは汚染の進む太平洋産原料を避け、
希少なオセアニア近海産原料で安全性を確保しています．