ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)
第壱百一話: 「最新トランプ外交短評」 米朝首脳会談決裂ほか
2019/03/10
*米朝首脳会談決裂=北朝鮮はクリントン・ブッシュ・オバマ政権には通用した
”サラミのスライスカット“方式(小出しの懐柔策で成果を得ると一転して同意を
ドンデン返しする)がトランプ政権、特に軍事機密に精通したボルトン安保補佐官に
完膚なきまでに論破された。
(カンラン他の核濃縮最新鋭施設を隠蔽し、古くなったニョンビョンの核だけを放棄するので制裁解除を、との身勝手な要求は拒絶された(北の読み違えは明白)。
その結果、経済制裁の継続はトランプの失点回避どころか、我が国にとってはプラス、
中露韓にとっては大きなマイナス、特に金委員長、併せて文政権には大打撃となろう。
 
核を保持する南北統一国家実現の夢は砕け散ったと見ていい。
我が国は、日米同盟と独自路線のバランス感覚を亡くさず、対応してゆきたい。
尤も、拉致解決も容易でないことには、変わりない。
 
*中国もロシアも覇権は握れないと、未来学者の
ジョージ フリードマン(異名は影のCIA)が明言=習指導部は大言壮語だけで、
沿岸部と内陸部の大きすぎる経済格差を是正する対策を持たず、
成長バブル崩壊を軟着陸させる経済・金融対策も打ち出せないでいる。
プーチンのロシアも実益無き巨大な軍事力誇示だけで、経済力を欠くので、危機は拭えない。
米国は、政治や軍事力でなく、世界を驚かせる発明や文化・経済力で突破口を開いて来たので、
今は停滞・修正中なるも、いずれ新技術群が登場して世界をリードし続けるだろう。
極東アジアの危機スポットの十字路にある日本は、唯一の弱点・防衛力の強化・拡充を急ぐべきだ。

*昨年暮れ、米国で発効したARIA(アジア再保障率先法)=トランプ大統領の
破天荒な言動の不確実性から米国の外交・防衛戦略が見えにくかったのですが、
今般の上下両院全会一致で成立したこの法律で、大西洋・中東から
アジア・太平洋政策へのシフトが明確になった。
(中東・欧を重視したマチス長官の辞任からも判明)
歴然としたのは、朝鮮半島からインド太平洋時代への重点移動で、中でも険しい
米中関係を反映し、挙げて台湾を守る姿勢を鮮明にしたこと
(米台経済・政治・安保関係の緊密化、武器供与、台湾旅行法による高官の相互訪問奨励、
米海軍艦艇の台湾海峡航行頻度急上昇)は、特筆されよう。
中国全人代が開幕したが、習主席の苦悩に打ちひしがれ歪んだ顔相と苦痛の汗に
塗れる李首相の演説にも、深刻な不況対策や対米外交への明快な施策が見られず、
安保(知的財産権)・経済(過大債務)・民意(格差拡大)の三重苦から
逃れられそうもない様だ。
米国や世界の左派メディアの反トランプ旋風を読み誤り、クリントン・オバマ路線への
回帰を期待し過ぎたのか、対米路線の軌道修正の失敗と言えそうだ。

トランプ+ペンス陣営は次々とアジア重視、対中・対朝鮮・強硬路線に
シフトし続けており、選手交代したボルトン、マルバニー、ライトハイザー、
シャナハンらアジア派政権中枢は、共産党主導・国家介入経済を
民主自由化させるまで追求を辞めないようで、中国と朝鮮半島への姿勢も
シンクロしているので、既述の米朝会談の結果や、仲介役韓国への不信増幅にも
繋がっている。
一部ミニコミ記事によれば、中国・南北朝鮮の三か国で近いうちに
内乱が勃発するのでは、との見方が増えて来た。

 
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